心拍数を意識した運動について
心拍数を意識した運動は、運動効果を最大化するための重要なポイントです。
運動中の心拍数をチェックすることで、脂肪燃焼や心肺機能の向上といった効果を効率よく知ることができます。
ただなんとなく体を動かすだけじゃなく、「今、自分の体がどれくらい頑張ってるのか」を知ることで、運動そのものがもっと楽しい!と思えるようになり、毎日のトレーニングが特別な時間に変わるかもしれません。
心拍数とは、1分間に心臓が拍動する回数を指します。この数値は、体がどれくらい運動に取り組んでいるかを示す指標として役立ちます。例えば、運動中の心拍数が適切な範囲内にあると、脂肪を効果的にエネルギーとして使い、無駄のないトレーニングが可能になります。
「今日はどんなペースで運動しようかな?」と心拍数を見ながら進めると、無理をせず、自分のペースで運動を続けられるのも魅力のひとつです。さらに、e-Homefitsアプリでは心拍数によって色が変わるのでゲーム感覚で運動がもっと楽しくなること間違いなし!
心拍数を意識した運動は、脂肪燃焼だけでなく、心肺機能の強化・ストレスの軽減・体力の向上等、私たちの健康に多くの恩恵をもたらします。まずは、自分の「適切な心拍数」を知り、それを目安に運動を始めてみましょう。
運動強度と目標心拍数
運動中に適切な心拍数を知ることは、効果的にトレーニングを行うための第一歩です。安全面から最大心拍数の70%以下の運動強度を目標にしましょう。
そこで、目安となるのが 「目標心拍数」 です。目標心拍数は、運動強度を適切に管理し、安全かつ効果的に運動を行うための指標となります。以下の表は、年代別の最大心拍数と、その50~70%の範囲である目標心拍数を示しています。
年代別の最大心拍数と目標心拍数*の目安
*最大心拍数の50~70%の範囲で計算しています。(小数点切り捨て)年代 | 最大心拍数(bpm) | 目標心拍数(bpm) | 最大心拍数 (bpm) |
目標心拍数 (bpm) |
---|---|---|---|---|
10代 | 201~210 | 100~147 | ||
20代 | 191~200 | 95~140 | ||
30代 | 181~190 | 90~133 | ||
40代 | 171~180 | 85~125 | ||
50代 | 161~170 | 80~118 | ||
60代 | 151~160 | 75~112 | ||
70代 | 151~158 | 75~110 | ||
80代 | 144~151 | 72~105 |
最大心拍数と目標心拍数の計算方法について
最大心拍数と目標心拍数の
計算方法について
最大心拍数の計算式では、一般の計算式として「220-年齢」を使用しますが、年配者の計算式には「207-(年齢×0.7)」を用いることで、より安全で現実的な最大心拍数が得られます。
目標心拍数の計算方法としては、最大心拍数の50~70%を目安に計算することで、適切な運動強度を設定することができます。これにより、効果的かつ安全な運動を行うことが可能になります。
目標心拍数=最大心拍数×0.5~最大心拍数×0.7
(出典:心拍数と運動強度,公益財団法人長寿科学振興財団
健康長寿ネット)
(出典:心拍数,厚生労働省e-ヘルスネット)
この目標心拍数を意識して運動を行うことで、持久力を効果的に高めることができるだけでなく、ケガや過剰な疲労を防ぎながら、健康的な体づくりに取り組むことができます。
ぜひ、自分の年代に合った目標心拍数を参考に、効率的で安全なトレーニングを始めてみましょう!
安全で効果的な運動のために
運動は健康づくりに欠かせないものですが、運動強度が強ければ良い、また運動時間が長ければ良いというわけではありません。過度な運動は、かえって健康を害するリスクがあるため注意が必要です。
特に、持病を抱えている方や生活習慣病のリスクがある方、日常生活での身体活動が極端に少ない方が健康のために運動を始める場合には、必ず医師の指導の下で行うことが重要です。また、健康な方であっても、強度の高い運動を行う際には、医学的検査を受け、運動によるリスクが低いことを確認してから取り組むことが望まれます。
安全で効果的な運動を行い、無理のない範囲で健康づくりに取り組みましょう。